2008-10-28

水深と光


水槽飼育を始めた頃は、海水魚に似た雰囲気を持っているアフリカンシクリッドに、かなり興味がありました。あの厳つい感じは結構好きなのですがサイズと性質を調べていくと、現在の設備投資力ではとても無理ですね。将来(幾つだ俺は?)の夢としておきます。今朝の新聞で、ビクトリア湖のアフリカンシクリッドの体色と生息する水深の関係についての記事を見つけました。

ビクトリア湖は1万2000年前に完全に干上がり、現在居るシクリッドは数少ない祖先から短い間に700種にも分化したそうです。ワタシが読んだのは朝日新聞なのですが、まだwebには反映されてない様なので、東京工業大学の岡田典弘教授チームの研究レポートは毎日jpの記事こちらの対談に詳しいです。

大変面白いレポートなんですが、気になったのが水深と、そこに到達する光の波長の話です。浅い所では波長の短い青い光が多く、深い所では波長の長い赤い光が届く、それがもとは同種だったシクリッドの体色の変化の要因に・・・ここで???になりました。逆の様に思えたのです、赤色は吸収されやすいのでは?とです。しかし、よく読んでいくと条件が重要のようでした。まず濁っている水、そして深いといっても、3〜8mでの話なのです。

ワタシが漠然と、深い水深では青い光は到達するが、赤い光は吸収されるので認識できない、と実感として認識していたのは、スクーバダイビングで一般的な20m程度の水深での話なのです。水深20〜30mにおいて、真っ赤なイソバナやピンクのウミトサカなどのソフトコーラルやハナダイなどの赤い魚の、本来の色を見るためには水中ライトの光が必要です。深い浅いのスケール、そして水の透明度等のファクターにおいては、全く違うメソッドがあるのでしょう。

水草水槽では比較的色温度の高く、短い波長の光を多く含むライトが好まれますが、一方で植物育成と銘打った赤いライトにも多くのユーザーがいます。何となく底床付近の前景草には青っぽい光の方が届く様な気がしてましたが、せいぜい40cm程度の水槽の水深では波長による差はあまりないのでしょう。ウチの様にピート色の透明度のあまり良くない水質では、むしろビクトリア湖の様に青い光の方が吸収され易いなんて気もしてきました。

(追記2008.10.30)
老舗アクアWebサイト「かつかつワールド」のアクアリウムワールド>お仲間ワールド>kasimaruワールドに「水中における光透過率実験」という記事があります。一般の飼育水槽の深さでの光の減衰を波長別に測定したレポートです。30cm程度の水深による実験はアクアリストにとっての希少な情報だと思います。「気ままに、手が進むままに・・・・・ 」の浩之さんのアクアリウムページ「特集1植物と光」に詳しいのですが、水草の光合成などに重要な役割をする色素クロロフィルa/bが最も反応するのは450nm(=0.45μm 青色の光) 付近と700nm(=0.7μm 赤色の光)です。さきのレポートでは、こなれた飼育水において、600〜700nmの赤い光(長い波長の光)のほうが、水深30cmでの効率が良い結果になっていました。光量を必要とする下草を育てるには、赤いライトが効率的ってことになりますでしょうか。

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2008-10-27

ジェム一家


新しい魚を入れるのは、やっぱりうれしいです。6月(リンク)に現在のジェム夫妻を入れて以来です。結構ひつこくメスを追い回すシーンを目撃していたので、メスの負担を軽くする為にも一夫多妻制にするつもりでした。つきみ堂に残っていたラスト一匹をつれて帰ってきました。これでウチのスカーレットジェムはオス1、メス2になりました。


こちらは第一夫人?のメスです。体はかなり白くエラブタの鱗がかなり透明なのか、エラの赤が鮮やかに見えます。さっき食べたブラインも少し透けて見えてます。


こちらが今日からハレムに参加した新人なのですが、明らかに第一夫人よりも体が大きく、尾びれも立派です。二匹が出会ってしばらくすると後ろから、軽く威嚇していたので、正妻の座はこちらになるのは明らかな様です。

ここで、はっと思いましたが、この方は本当にメスなのでしょうか?メスだと思っていた個体が、飼い込んでいくうちに赤く立派な「男」になっていった話を読んだ事があります。売れ残って長いこと店の水槽でアカムシ食べてて、この姿なので、たぶん♀なのだとは思いますが・・・。


パールグラスの森を根城にしているウチの大将です。ド派手野郎なので茂みの中にいても存在感は凄いです。

2008-10-22

フカフカになりました


地球温暖化の南極で途方にくれる皇帝ペンギンのヒナではなく、水中では、全く育成ができなかったキューバパールです。小さなガラス容器で日が当たる窓辺でフカフカになりました。9月の写真(リンク)と比べると密度と厚みが違います。

用土を下げて作ったもう一つは、広がったところで水没させて水中化を狙ったのですが、日当りの良さが災いして藍藻地獄になってしまいました。気を取り直してグロッソの欠片で始めましたので、そちらに期待です。

2008-10-20

カッセルマン博士?

金魚水槽のpHなんて気まぐれに測る物ではありません。AML謹製の試薬が計測値以下の酸性です。ライトリフトしている間は外掛けフィルター内にチドメグサを入れて硝酸吸収をしてもらっていました。先週ライトを蓋に直置きにしたので、大きく育った水上葉を水槽内に沈めましたが、3日で茎だけにされました。

フィルター内に牡蠣殻を仕込んで抵抗します。が、やはり一番いいのは硝酸を水草に吸収してもらう事ですね。食われてもダメージの少ないアナカリスでも買いにいきましょう・・・・と口実を考えて今週もアクアショップに行きます。

町田の頃からその圧倒的な生き物の気配の多さで、ウチの奥様が激しく拒否反応を示す店、ティアラに久しぶりに行ってきました。レジ回りがカエルだらけになっていて、もう家では店の名も口にしてはいけない感じにグレードアップしてました。


ティアラ名物ビニール袋の格安製品の棚から見つけて思わず・・アクアフルール社のクリプトコリネ・ウェンデュラータ・カッセルマン(498円/1pot)、ワタシにとって初めてのプラタグがついてるヨーロッパメーカーの製品です。初めて聴く名前だったのですが、ググってると何とゾフィさんのところで紹介(リンク)されていました。現在鮮やかなグリーンなので褐色を帯びるとはびっくりです。どのくらい大きくなるのでしょう・・アクアフルール社のWebを見てみるとsize=40cmと恐ろしい事が書いてあります。この株は生育不良だから安売りしてたのでしょうか?カワイらしいから選んだのに・・・orz。

ウールを慎重に取り外すと根の芋部分が一塊になっていたので、伸びた根先ををカットしただけで植えてみました。さてどうなりますか?


エキノドルス・オリエンタルくんはさらにピンク。この間紹介したのは右側、左側はさらに出て来た新芽です。成長が早いので穴の開いた葉は間引いても良さそうですね。

2008-10-17

小説の中のアクア


パイロットフィッシュというタイトルを見て少し悲しい気持ちになる善良なアクアリストですからワタシ。小さな古本屋の店先で見つけたネオンテトラが表紙の文庫本を、読まんわけにはいかんな!というわけです。・・・ただ主人公が飼っているのはカージナルでした。

都合3本(現2本)になるウチの水槽の窒素循環システムのための最初の生産者は金魚コンビな訳で、彼女ら(たぶん)からのアンモニアに宿ったのが現在の水槽のバクテリア達の始祖ですね。要はアンモニアがあれば良い話なので、生き物ではなくアンモニア水溶液や有機物(なま肉?)を使うフィッシュレス・スタ−ティングなる方法がある事は、金魚達を飼い始めてから知りました。

養分を含むソイルを底床に使用していれば、すでにアンモニウムなどの窒素分が発生するので、今やパイロットフィッシュは窒素循環世界のアダムというよりは、新世界の開拓者としての意味合いの方が強くなったのではないでしょうか?

この小説の中の登場人物が水槽環境の仕組みについて説明するシーンで、増え過ぎたバクテリアを抑制するために「ホルマリン」をある時間が経過した水槽に添加する、という件があります。これは全く初めて聞く事だったので調べてみました。ディスカスや金魚等大型魚の寄生虫駆除に10リットル毎1mlぐらいで薬浴、でヒットしました。しかし、これとてバクテリア保護のためバケツやトリートメントタンクなど隔離した環境で行います。

メインタンクでのホルマリンの使用は、バクテリアの抑制というより病気が多発する水槽のオールリセットのための消毒としての使用なのでは。ただ水槽環境の改善のために木酢液を定期的に添加するという、レシピを見た事があります。木酢液の成分にもホルムアルデヒドは含まれるそうなので、これに近い物なのでしょうか・・・。

小説の内容評価については、たくさんの方が書評を公開していますので、そちらを・・・。ワタシは★★(星2つ)ぐらいです。


パイロットフィッシュ (角川文庫)
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2008-10-15

エキノのピンクフラッシュ


早くもエキノドルス・オリエンタルの新芽がでてきました。ハッとする程のショッキング・ピンクです。エキノドルス類は、かなり根ばりすると聞きます。植えた周辺は深さが5cm程しか無いので流木で土止めして少々盛り砂利しました。アクアフローラを丸1個すぐ右横に仕込んであるので、しばらくはガラス面にコケがつくでしょう。


いっしょにロタラ・ナンシアン(480円/1pot)も購入して右奥に植えました。かなり密集させて植えたのですが、まだあっちこっち向いてますので伸び始めてからきちんと写真を撮りたいと思います。

2008-10-14

秋の相模川


どこにも出かけなかった3連休の最終日、昨夜の予報に反しての快晴でした。遅い朝食をとりながら「どこかいく?」と聞くと、お嬢さまは「かわ!」。ワタシが時々一人でフラッと行っているのを記憶していたようです。相模川は強い日差しでしたが、ススキの穂が揺れていて季節は確実に秋です。


ここは狭い河原なんですが、釣り人やバーベキューのグループ、網で魚を追いかける子供など、結構にぎわっています。ワタシも釣り人の邪魔にならない様に、その辺の茂みで、ちょっとガサガサ・・・


エビと一緒に捕獲できたのはウグイの幼魚でしょうか?他にもヨシノボリやオイカワなどが比較的透明度の良いワンド内に泳ぐ姿が見られます。ここはヌカエビの宝庫で、ひと網で2〜30匹は取れます。釣り餌や肉食魚用に調達する人がいるのでは?


ミゾソバのコンペイトウの様な花はカワイくて大好きです。マクロで撮影すると細かいピンクのトゲがあるんですね、気がつきませんでした。

帰宅してからミゾソバで検索すると「土方歳三」という意外な名前がでてきます。あの新撰組の「鬼の副長」の実家が副業としていたのが、打ち身に効くという石田散薬。その原料がこのミゾソバだったようです。読んだ事がある時代小説で、少年期の歳三が大人達を采配して薬草取りの指揮をしていた事を、その後の組織作りのうまさに対するエピソードとして紹介していましたね、思い出しました。

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2008-10-12

エキノドルス・オリエンタル


素敵でもない流木を真ん中において毎日拝んでるのは、おかしいのではと思い始めて、ご本尊探しをしてみた結果です。エキノと言ってもン万円とかン千円とかのは買えませんので、ハッピーナナの特売コーナー(698円)で見つけました。販売水槽にもあった(こちらは1000円)ので、そちらでお姿を観察、新芽のピンクがなかなか素敵だったので、センターポジションにお迎えいたしました。

先ほどちょっと調べてみるとシンガポールの有名なファームの改良種で、育て易くエキノとしては大型化しない方らしいです。45cm水槽にエキノですから、ちょっと不安でしたがエキノが大きくなるにつれシンプルな構成の水槽になってゆくのも一興かと・・・(汗)。


この子が見当たりません。他の子がどんどん大きくなってもコイツだけ、どうしても太れない。でも食事時にはガンバって参加していた、けなげなヤツだったので気にしていました。昨夜、ちょっと群れから離れているな、と気がついていたのですが。

2008-10-10

海に鉄散布?


今朝の新聞に興味がある記事が・・・栄養分を含みながら植物プランクトンの生息量が少ない海域に「鉄粉」を散布して、増殖した植物性プランクトンによるCO2の吸収を促進させる話が載っていました。

陸から遠い海域では、砂塵などで供給される鉄分が不足しているそうです。このアメリカの学者は「タンカー1杯分の鉄があれば地球を氷河期に戻せる」と、まるで地球制服を企むマッドサイエンティストの様な事をおっしゃったそうです。

量的な問題はともあれ、やっぱり光合成には鉄なのですね。散布する鉄はキレート化してるのかな〜?などと、メネデールやハイポネックス活力剤とかECAを思い浮かべて読んでしまいました。今週はもう少し多めに添加してみようかな。


この計画の目的はCO2の吸収を森林育成よりも速く促進させるのが目的なのですが、ワタシは酵母の為にせっせと寒天培地などを作っているので、ちょっと複雑です。果たして本当にCO2が地球温暖化の原因であるのか?未だに学説の一つに過ぎないのでは、と疑問を呈していた養老先生はワタシ的には救いがある考え方だな。温暖化要素の90%以上は水蒸気だそうなので・・・。某ニュースキャスターが何でもかんでも地球温暖化のせいにするのも、いかがな物かと小1時間・・・・。


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2008-10-09

アスペクトレシオ


このブログの写真はPicasaというGoogleのフォトストレージサービスに保存した物を呼び出して表示しています。Picasaの容量が結構豊富になって来たので、最近では保存する写真の大きさを以前より余裕の640×480pixelにしてありました。今回Bloggerの基本テンプレートを左右幅をランダムにできるストレッチフォーマットに変更して、どうせだから写真もサイズ一杯表示してやろうと思って原寸表示しました。

大きく表示してみると縦横比に何か違和感があります。ワタシの使用しているカメラのはRICHO Caplio R5、いわゆるコンデジです。このカメラの縦横比はアナログテレビと同じ3:4ですので、何の疑問も無く640×480pixelで表示しました。ですがデジイチは銀塩35mmカメラと同じ縦横比の3:2、左右640pixelならば横は約427pixelです。しかし、どうもワタシはモロモロの理由で写真のピクセル数を16の倍数にしないと居心地の悪いカラダになっています。

という事で上の写真は640×432pixelにしました。デジイチよりは少し鈍ですが、官製はがきの比率に近いのかなと思います。どうでしょう、このバランスが大きな写真はしっくり来る様な感じがします。


これは従来の4:3割合、画面の中で小さく使う分には、逆にこの方が自然な感じがします。でも目一杯の大きさだと少し縦が長過ぎる気がしました。ちなみにA4/B4などの書類や印刷の規定サイズものこの左右比です。√2:1なので長辺で半分に割っていっても、どこまでも左右比が同様な、フラクタルなヤツです。


これは地デジなどハイビジョンテレビで使われる16:9サイズ、黄金比(1:1.618)よりも横長ですね。スチール写真としては、ちょっと違和感がありますね。

2008-10-06

イエローリシマキア


先週のルドウィジア・オヴァリスに続いて、丸葉系です。ライムイエローの姿が気に入ってハッピーナナで購入(300円/5本)しました。草体自体が倍近い大きさの株もあったのですが、W師に同一種である事を確認して、1cm弱の葉の小さい株を選びました。師によると成長が遅いので光が強すぎるとコケてしまうそうです。

保有している「誰でもできる水中ガーデニング」と言う本で調べてみます。「水槽育成は困難な種類である」とあります。ちょっと不安になります。この本に書かれた学名Lysimachia momularia "Aurea"はきっと誤植でしょう。ググルと、たぶん本当はLysimachia nummularia "Aurea"。何とウチにはすでに、この名前を持つ植物があります、てかこの前買ったばっかりです。


この寄せ植えは先週末にスーパービバの園芸コーナーで特売(180円/1pot)になっていた物で作ったのですが、黄緑色の丸い葉のタグにはLysimachia nummularia オーレアとあります。サクラソウ科のリシマキア・ヌンムラリア(和名:ヨウシュコナスビ[洋種小茄子])の黄色い品種改良種。

ん〜本当はテラリウムとかの方がふさわしいのでしょうか?それともこの園芸種も水中化できるのでしょうか。いくつかのアクアブログでこの草を水景に加えているレポートを目にして少し安心しました。

余談ですが時々ホームセンターの水草コーナーに水中葉展開しそうにない植物(普通の観葉植物だろ、これ)を販売水槽にドップリ沈ませているのを目にしますが、あれは少し不親切かなと思う事があります。

そう、上の写真のピンクの金平糖風の花をつけたV字模様の葉の草はポリゴナムと言う名前です。アクアで有名なポリゴナムとは随分違いますね〜、タデ科の仲間と言う事だけは同じみたいです。


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2008-10-03

今夜の水景081002


今年の夏、悩まされた油膜の量が減ってきました・・・水温が落ち着いて来たのが原因?ヒーターの設定は25℃、一日の温度変化は24.7℃から26℃の間に収まっています。


グロッソの古い葉が目立ってきました。ここへ来て増殖ペースが落ちてきたのでしょう。ハムリックのランナーも出が少なくなって来たので肥料分の不足を疑いました。アクアフローラの欠片を1/2個分、前景に入れました。使い易い肥料なんですが黄色いカプセルが残るのが難点、ちょっと掘ると色んなところから出てきます。ADAのマルチボトムも試してみたいですね。


でも有茎草は調子が良いですね。グランデュローザが真っ赤っか、今週末もハイポネックス活力剤を入れましょう。先週まであったスポットゴケもほとんど無くなりました。底床肥料入れたから、また出てくるのかな・・・。


クロヒゲ様も治まりたまへ〜。

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