
水槽飼育を始めた頃は、海水魚に似た雰囲気を持っているアフリカンシクリッドに、かなり興味がありました。あの厳つい感じは結構好きなのですがサイズと性質を調べていくと、現在の設備投資力ではとても無理ですね。将来(幾つだ俺は?)の夢としておきます。今朝の新聞で、ビクトリア湖のアフリカンシクリッドの体色と生息する水深の関係についての記事を見つけました。
ビクトリア湖は1万2000年前に完全に干上がり、現在居るシクリッドは数少ない祖先から短い間に700種にも分化したそうです。ワタシが読んだのは朝日新聞なのですが、まだwebには反映されてない様なので、東京工業大学の岡田典弘教授チームの研究レポートは毎日jpの記事やこちらの対談に詳しいです。
大変面白いレポートなんですが、気になったのが水深と、そこに到達する光の波長の話です。浅い所では波長の短い青い光が多く、深い所では波長の長い赤い光が届く、それがもとは同種だったシクリッドの体色の変化の要因に・・・ここで???になりました。逆の様に思えたのです、赤色は吸収されやすいのでは?とです。しかし、よく読んでいくと条件が重要のようでした。まず濁っている水、そして深いといっても、3〜8mでの話なのです。
ワタシが漠然と、深い水深では青い光は到達するが、赤い光は吸収されるので認識できない、と実感として認識していたのは、スクーバダイビングで一般的な20m程度の水深での話なのです。水深20〜30mにおいて、真っ赤なイソバナやピンクのウミトサカなどのソフトコーラルやハナダイなどの赤い魚の、本来の色を見るためには水中ライトの光が必要です。深い浅いのスケール、そして水の透明度等のファクターにおいては、全く違うメソッドがあるのでしょう。
水草水槽では比較的色温度の高く、短い波長の光を多く含むライトが好まれますが、一方で植物育成と銘打った赤いライトにも多くのユーザーがいます。何となく底床付近の前景草には青っぽい光の方が届く様な気がしてましたが、せいぜい40cm程度の水槽の水深では波長による差はあまりないのでしょう。ウチの様にピート色の透明度のあまり良くない水質では、むしろビクトリア湖の様に青い光の方が吸収され易いなんて気もしてきました。
(追記2008.10.30)
老舗アクアWebサイト「かつかつワールド」のアクアリウムワールド>お仲間ワールド>kasimaruワールドに「水中における光透過率実験」という記事があります。一般の飼育水槽の深さでの光の減衰を波長別に測定したレポートです。30cm程度の水深による実験はアクアリストにとっての希少な情報だと思います。「気ままに、手が進むままに・・・・・ 」の浩之さんのアクアリウムページ「特集1植物と光」に詳しいのですが、水草の光合成などに重要な役割をする色素クロロフィルa/bが最も反応するのは450nm(=0.45μm 青色の光) 付近と700nm(=0.7μm 赤色の光)です。さきのレポートでは、こなれた飼育水において、600〜700nmの赤い光(長い波長の光)のほうが、水深30cmでの効率が良い結果になっていました。光量を必要とする下草を育てるには、赤いライトが効率的ってことになりますでしょうか。
































